年間計画による安全運転育成プランのご提案
1年間の年間計画のもと、3カ月ごとにマイルストーンを置き、運転業務従事者の運転意識の啓蒙をはかるプランです。運転者自身のヒヤリハット体験を記録し、振り返る習慣を身に付けます。また、会社全体での事故・ヒヤリハット体験・事故の場所、危険箇所を共有することにより、全社でのより高い次元での危険予測能力を身に付けます。
講習プラン
① 「事故ゼロ宣言」を行う。1年間の運転者自身による、安全意識の啓蒙をはかる。
② 1年を3カ月ごとに区分、その間に起きた事故・ヒヤリハット体験を集計分析する。
各期の最後に全体研修(OD式適性検査・事故等の内容共有・振返り研修等)を設け、具体的な安全運転課題を設定し、自己の安全運転意識の継続を促す。
③ 事故(小さい物損もすべて含む)を起こした場合、個別カウンセリング(発生過程を時系列で整理・自身の心理状態・体調等)・運転講習を実施。事故の振返りを行う。
重大事故とハインリッヒの法則
重大事故とヒヤリハットの関係についてはハインリッヒの法則というものがあります。ある工場で発生した労働災害5000件余を調べたもので、重大事故が1件あったら、その背後には、29件の「軽微な事故」があり、さらに300件の「ヒヤリ・ハット」があるといわれます。重大事故の防止には、ヒヤリ・ハットの段階で確実に対処していくことが重要です。
300件のヒヤリ・ハット体験(いつか軽微な事故に)
カウンセリング
カウンセリングとはクライエントが自らに向き合い、そのカウンセリングの過程を通じ、自己の新しい理解や洞察に自発的に気づきを得て主体的に相対できるよう、カウンセラーがその心理学的・専門的知識を用いて援助することを指します。交通カウンセリングに於いてもこの手法を用い、事故が防ぐには何が必要であったのかを自らが「気づき」を得られるよう援助していきます。また、OD式適性検査を活用し、自分自身の運転適性と向き合うことで、深い自己理解を目指し、事故に近づかない運転行動を身に付けます。
啓蒙運動の視える化①
事故・ヒヤリ・ハット体験の共有
・他者の危険運転事例について具体的内容を知り、危険予測能力の向上に役立てる。
・危険箇所を知り迂回措置を取るなど危険に近づかない運転行動を身に付ける。
啓蒙運動の視える化②
運転振返りシート
日々の運転を振り返り、ヒヤリ・ハット体験等、気が付いたことを日々の振り返りシートに記入。3カ月ごとに課題設定し、出来ていたかをチェック。